2017年6月8日木曜日

glee/グリーから見る海外ドラマのビジネスモデル【懐かし映画/ドラマの今さらレビュー】

ポク太郎です。

glee/グリー 踊る合唱部!?』を全部観ました。この記事はそのレビュー&ちょっと考えさせられることを綴ってみました。


アメリカのTVドラマについて

アメリカのTVドラマの慣例をほとんど知らなかったので調べてみました。

テレビの通常シーズンは9月に始まり、5月頃には1シーズン分の放送が終了。ただし、休暇により視聴者が減少する12~1月、3~4月頃は再放送が実施される期間。…らしい。

スポーツ中継も人気のあるお国柄ですので、中断期間も多くフル・シーズンでの番組も放送期間は通算して半年に満たないそうです。

そのため、「半年分を制作、残りの半年に再放送」という手法が使え、以下のメリットを出せます。
番組制作側: 1回分に多くの制作費をかけられる。
視聴者側: 見逃したエピソードを再放送で見ることができる

また、各TV局はミッドシーズン番組を準備。アメリカのTVドラマは通常22エピソード構成ですが、半分以下しか作らないミッドシーズン番組を準備。打ち切り番組や一時休止した時のための保険として使用します。

これらは、成績次第(視聴率)で次シーズンが作られるかどうかが決まります。

つまり、新番組を立ち上げる際には、
まずパイロット版(第1話)を製作、採用されれば第6話まで発注、初期の視聴率が良ければ第13話まで追加、そして最終的に第22話(フル・シーズン)が製作。
という、常に結果を出さないといけないシステムになっています。


glee/グリー 踊る合唱部!?はこんなドラマ

glee/グリーはご存知FOXの大ヒットドラマ。

オハイオ州のマッキンリー高校合唱部に所属する高校生が、負け犬返上のため全国優勝を目指す若干ミュージカル仕立ての大ヒットコメディ。

各所に出演者による名曲のカバーが入ります。ですので、出演者はいづれも歌唱力の高い出演者が揃っています。

特にビックリしたのは、主人公レイチェル・ベリー(俳優リア・ミシェル)が鼻の病気にかかった時のシーン。わざと音を外し、無茶苦茶な音程で歌うという演技を見せてくれます。完璧な絶対音感をお持ちなんでしょうか。真似してみようとやってみましたが全くできません。←当たり前w

ミュージカルが好きなわけでもないのですが、大人気との噂を聞き観始めました。そして夢中に。

シーズン1、2、3までが田舎町に住む主要メンバの高校生時代。シーズン4以降は、主要メンバがニューヨークへ進出、母校に残るメンバ+新メンバと、2ヶ所で物語が進みます。


豪華なエンタメ軍団

ドラマのテーマは負け犬の奮闘。

車椅子の男の子アーティ(俳優ケビン・マクヘイル)は黒ぶちメガネをかけ、目がギョロっとしてるクリーピィ。物語中は車椅子にずっと座っているのですが、夢の中のシーンがこれ→SafetyDance。すごいダンスです。

歌のうまい下手は聴く人の主観的な問題と思っています。
歌手はたくさん売れる(=より多くの人に支持されるのが目標になるのでどうしても何か決まった指標があるように誤解してしまいますが、全部主観的な問題。たとえ抜群に歌唱力が高いと言われる美空ひばりさん、吉田美和さんの歌を下手だと思う人がいたとすれば、その人から見れば下手なんです。もちろん周りの人に変な目で見られるかもですが、判断自体は間違ってないと思います。

と、上記のように思ってるのですが、主人公レイチェルとその穴を埋めるべくシーズン4から合唱部に加わったマーリー(俳優メリッサ・ブノワの歌を聴くとうーん…。いかがでしょうか?→NewYork State of Mind。やっぱりうまい…w

その他メンバーもすごい顔ぶれでした。カート、ブレイン、メルセデス、サンタナ、サム、バック、ジェシーなどなど。
全然負け犬じゃねぇw

当初一番の勝ち組だったクインが、イマイチな歌によりフェードアウトしていくのが可愛そうでした。


シーズン途中での悲劇

この物語には、人望厚く、面倒見の良い理想的なリーダーがいました。

フットボール部のクオーターバックであり、学校一の人気者でありながら、合唱部の顧問にはめられ負け犬軍団合唱部にも所属することになったフィン・ハドソン。もう一人の主人公です。

エンターテインメントの道より親父の道と、高校卒業後軍隊へ仕官したのですが、ショットガンの整備中に自分の足を打ち抜き不名誉除隊。地元へ戻り再度負け犬として奮闘している最中(シーズン4)のことです。

フィン・ハドソン役を演じる俳優コリー・モンティスさんが亡くなってしまいます。

大ヒットドラマの主人公を演じ、順風満帆に見える中での死。役者さんにとっても悲劇ですが、ロングヒットドラマでの最大の悲劇です。

これ以降、物語はグダグダへ…。

シーズン5でブロードウェイの大成功を納めたレイチェルがシーズン6で大爆死スタートという原点回帰を狙いましたが結局は復活ならず…でした。


海外ドラマのビジネスモデル

このドラマを観ると考えてしまうのは、アメリカTVドラマのビジネスモデル。

冒頭で慣例を調べましたが、視聴率のいいときは(何年にも渡って)次のシーズンが作られます。ということは、終了するのは人気が落ちて打ち切られるときだけ。

glee/グリーの場合は主人公が亡くなるという仕方のない原因でしたが、つまりは、どのドラマも最後は結局グダグダ

以前も書きましたが、ポク太郎は一度観出したらどんなにグダグダになろうとも最後まで見る人です。ポク太郎のような人間にとって、結局各ドラマの記憶はすべてグダグダということになってしまいます。思い起こせば常にそうです。

ですが、各ドラマは厳しい競争を勝ち抜いた番組ですから全盛期が凄い。ですから「海外ドラマはめちゃおもしろい」←この強い記憶が残ります。となると、「話題のドラマは何かな?」とまた探し始めることに。

アメリカのTVドラマはこの現象を狙ったビジネスモデルなのでしょうか?


俳優コリー・モンティスさんのご冥福を

このドラマは31歳の若さで亡くなった俳優コリー・モンティスさんの最後の大仕事でした。ご冥福をお祈りいたします。


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