2017年10月14日土曜日

『ダイ・ハード』の感想文を公開から28年後に書いてみる【懐かし映画/ドラマの今さらレビュー】

ポク太郎です。

今回の映画レビューは公開から28年(←!!)もの月日が経ってしまった『ダイ・ハード』!!

大ヒット映画といっても数多くありますし、ジャンルには各々好みのがありますので、有名でも観てない方は結構いらっしゃいます。

また、かなり時間が経っておりますので、もう一度鑑賞し今さらレビューとして振り返ります。


観たことある方にも思い出して頂くために簡単に紹介
34階建高層ビル、ナカトミプラザ内ナカトミ通商の豪華な業績記念パーティー。

会場は30階。閑散としている夕暮れ時の一階ロビー。特に部外者であるNY刑事ジョン・マクレーンが疎外感を感じてしまうシチュエーション。態度には出しませんが、
好きで来てんじゃねぇ。

そんな中、武装集団がナカトミプラザを占拠。

一人監禁を逃れた主人公ジョン・マクレーンがエレベーターを駆使して武装集団を退治する!


主人公を際立たせる最新技術

映画タイトル"DIE HARD"の意味は“しつこく、ひつこく、しぶといヤツ

主人公はNYの刑事であるジョン・マクレーン
クリスマスに、妻ホーリーが重役を務める西海岸カルフォルニアの高層ビルへ会いに行った際、高層ビル占拠事件に巻き込まれるというもの。

1989年日本公開ですが、1989年というと日本のバブルが弾けたか?の頃、ソ連崩壊が1991年。

当時アメリカでは“ソ連の軍事力と日本の経済力どっちが脅威?”というアンケートが取られる程、日本の経済が絶好調だった時期です。

ですので、舞台は日本企業の入る超豪華なナカトミブラザ。ビル内に滝のモニュメント(後半ではゲリラ戦を髣髴とさせるために使用されることに)。甲冑が飾られる部屋など日本人から見ると若干異質な高層ビル。

何せ30年近く前の映画ですので、やはり古さはあります。

高層ビル一階受付のPOS端末。“タッチスクリーン”と呼ばれてますが、要はタッチパネル。液晶スクリーンが出回わるのはこれよりもう5、6年後のこと。丸みの帯びたブラウン管ディスプレイ。表示が昔々を感じさせます。

ラストのスタッフロールをよーく観てみると、スクロールが滑らかではありません。また、カクンと横にずれる瞬間があります。まだCGを映画に転用できない時代だったようです。

ただし、当時は最新の技術を表現したもので、主人公の人柄を強調するためのものでした。

ジョン・マクレーンは、
NYの刑事。陽気なカルフォルニアに戸惑う古いタイプ。
勘が鋭く、保守的で、テクノロジーオンチ。理解できるのは冷凍ピザまで。
社会ステータスによる偏見など考えたこともなく、礼節は守るが女性に優しいわけでもなし。求めるのは愛する妻のみ。
妻ホーリーとは、仕事のために西海岸に居ること、ホーリー・ジェネロと名乗っていることで常にケンカ中。
当時の流行であった“ラップ”に対し、クリスマスソングはないのかとボヤキ。(でも我慢)
このような主人公でした。


ブルース・ウィルスではなくブルース・ウィリス

この映画の大ヒットの要因としては主演俳優のキャラが特に大きく寄与していると感じます。
ベストフィットな配役

ご存知かと思いますが、俳優ブルース・ウィリスの出世作は『ダイ・ハード』だけではありません。これ↓もあります。
こちらブルームーン探偵社

探偵社での恋愛ドラマですが、放送時間にはアメリカの街中から人が居なくなるほど視聴率の高かった番組です。(打ち切り時はこの上ないグダグダですが。)

漫画家鳥山明で例えるなら、『Dr.スランプ』がアニメまで放映された出世作ですが、後の『ドラゴンボール』で並ぶものなき大ヒット。そんな感じです。

やはりブルース・ウィリスのイメージは勤務中にリンボ♪リンボ♪ではないでしょうか。
ダイ・ハードDieHardレビュー-俳優ブルース・ウィルスBruceWillis似顔絵portrait(『こちらブルームーン探偵社MoonLighting』)からデービッド・アディソンDavidAdisonのリンボリンボ♪

ブルース・ウィリス演じるデービッド・アディソンのキャラ
・ボスであるにもかかわらず、勤務中にリンボー大会主催
当時はアクション系の演技は向いてなさそうに見えました。




対して『ダイ・ハード』は、全域シリアスな映画で、訓練された武装集団に一人で抵抗していく物語。(そんな印象ないかもしれませんが結構シリアス。)

そういう映画ですが、ブルース・ウィリスを起用した効果が出ました。
不運を笑える

さらに引き出すためなのか、至るところに細かい描写が散りばめられています。
・妻ホーリーにしか興味がないにもかかわらず、通路に貼ってあるヌードポスターを通行時に軽くタッチ。
・突然占拠され、「考えろ!考えろ!」と自身に言い聞かせている最中に向かい側ビルの女性の着替えシーンが目に入る。

このように運の悪さを笑われる主人公を描写で作り上げています。

ウィキぺディアには、↓とあります。
- ここから引用
主人公のキャスティングは順番にアーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローン、バート・レイノルズ、リチャード・ギアが候補として挙げられ、中でもリチャード・ギアが最有力とされていた。
- ここまで引用

偉そうに寸評できる立場ではないのですが、主人公の受難を笑えるタイプへと方針を打ち出せたのはブルース・ウィリスがいたから、だと思います。

笑える連鎖
その一
飛行機怖い
→隣の席の人から裸足でカーペットの上を歩くといいよとアドバイス
信じてなかった割には試している最中に武装集団突入
→武装集団に裸足で立ち向かうハメに
(結構大柄)を一人倒す
→靴を奪おうとしたが妹より足の小さいヤツだったので結局裸足
武装集団のボスに裸足を狙われる
(ガラスを徹底的に破壊して歩けないように)
その二
武装集団の本当の企みを一人で探る
突き止めた後、人質たちを助けるため発砲
→本当の企みを知らないFBIから犯人と間違われ攻撃を受ける
→逃げ場を失い、消火ホースを体に巻きつけ34階建ビルの屋上から飛び降りるハメに

これをボヤきながら半泣き状態で抵抗する主人公、やっぱりブルース・ウィリスしかいないと思いますw


ジョン・マクレーンの応援団と障害物

シリーズを通して、武装集団のような敵だけではなくお助けキャラとお邪魔キャラが登場します。

お助け
窓際警官 …『1』『2
元タクシー運転手 …『1
施設管理人 …『2
空港の管制塔技師 …『2
電気技師 …『3
ダム工事現場作業員 …『3
コンピュータオタク …『4
お邪魔
エリート営業マン …『1
警察本部次長 …『1
FBI捜査官 …『1
売れっ子テレビマン …『1』『2
空港警察署長 …『2

どちらかというと権限を持たない側に信用され、権限を持つ側に邪魔をされる、この雰囲気を主人公のキャラ作りに利用してる印象があります。

これも運が悪いに繋がる大事な部分と思われます。

ただ、シリーズが進むにつれ、舞台が閉鎖された空間ではなく、アメリカ東部『ダイハード4』、ロシア『ダイハード5』と、舞台が大きくなってしまいました。

権限を持たない側のキャラはどこかの施設の中にしか居ないので、後半の『4』と『5』ではダイ・ハードらしさが薄れて、派手なビジュアルに頼るだけになってしまった感は否めません。

4』では犯人に間違えられて戦闘機に攻撃されるのですが、陥れられただけなので上表のような連鎖がなく、気付かされて納得する笑いがないんです。

ちょうど『4』と『5』ではブルース・ウィリスがスキンヘッドになってるんですから、スクリーン上の派手さはその絵で十分だったと思います。(怒られるかなw)

5』のキャッチコピーは『運の悪さは、遺伝する』ですが、ファンが自分勝手に言うと、
遺伝してても踏襲してないぞ?
となってしまいます。

だからといって『4』と『5』が駄作というわけではありませんし、製作側は、同じこと繰り返してもダメ、広げないとダメ、と考えた上での広げ方なんだろうと思います。

、並べてどれが一番?と比べると、個人的には『ダイ・ハード』は一作目が特に秀逸と思います。若い子は古さに冷めてしまう可能性がありますが。


俳優ブルース・ウィリスをスタローン、シュワルツネッガーのレベルまで一気に押し上げたこの作品を鑑賞してみませんか、あるいは、もう一度鑑賞してみませんか。




疑問に思う点はいくつかあるんですよね。
・一階のエレベータ前にじーっと立っていた男性は何者?
・二人目、三人目の敵を倒し所持品(C4爆薬と起爆剤)を奪うのですが、靴は奪っていません。その二人も妹より足の小さいヤツだったのでしょうか?
・市警本部次長が事件を信用しませんが、何故パウエルは、見回り時にいた守衛の話をしないのでしょう?(騒ぎの最中にロックしてんだから明らかに疑わしいはず)
・警察にも聴こえてる無線の中で、敵ボスハンスが「起爆剤、起爆剤」と連呼していました。自分で爆破したことがばれて偽装できなくなるのでは?


【関連記事】
人気!本命レビューは『ランボー 怒りの脱出』
ホラーは観ないがこれだけは
ターミネーター:新起動?
マッドマックス 怒りのデス・ロード観た









シェアされると小躍りして喜びます。

0 件のコメント:

コメントを投稿